№2 速いビートで蘇れ《カーク・ライトシー(p)》

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｢ごつごつ｣ピアノ、｢のそのそ｣と・・・！

遅れぎみなビート感？いらいらし・・・！
速いテンポなら、蘇りのグルーヴ感に！

一句

　“蘇る　ごつごつピアノの　速い曲”

②『カーク・ン・マーカス』(86)
《Kirk 'N Marcus/Kirk Lightsey》
カーク・ライトシー(p)、ジャン・ツーサン(ts)、

マーカス・ベルグレイヴ(tp,flh)、

サンティ・デブリアーノ(b)、エディー・グラッデン(ds)。
《Kirk Lightsey Blog紹介》

①『Everything Happens ～』(83)　№1 ごつごつ！インテリ臭《カーク・ライトシー(p)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

２枚続けて聴くとイライラしてくる。
遅れぎみに聴こえる、ビート感がやるせない。

ミディアムテンポで｢ごそごそ・のそのそ｣の音。
｢ごつごつ｣なピアノの音がそう感じさせるのか。
個性的、ユニーク？というより変わり者。

どうしても乗り切らない、ビート＆フレーズ。
聴く者を苛立たせる得意技の持ち主のようだ。

速いテンポで軽快な曲が｢Windmil｣。
だらだら感を払拭し、蘇ったようにグルーヴ。
ただ、そうなるとライトシーの個性は死ぬ。

｢ごつごつ｣触感を失い、ただの人に。
元気の良い普通のグループに化ける。
普通が嫌なら、苛々を辛抱するしかない。

オリジナリティー溢れる｢ごつごつ｣を聴くだけ。

　一句

　“蘇る　ごつごつピアノの　速い曲”

当②はCriss Crossレーベル、オリジナル盤。
R.ヴァンゲルダーの録音が抜群に鳴る。
特に生々しい音を刻む、シンバルアタック。
この音なら、演奏は少々辛抱してもいい・・と。

 

♪～♪ 　｢ごそごそ・のそのそ｣としたピアノ、どうも乗れないのですが・・・。