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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№1 心動かぬが、傑作か《マル・ウォルドロン(p)》

♪~ご訪問ありがとうございます。
  ジャズピアノ「マル・ウォルドロン」のレコード紹介です。~♪
 
マルのイチ推しは「フト・アローン」。
だが評論家が選ぶ作は、このMAL-1。
「作曲家のマル」と、称されるのだが。
 
一句
 “傑作や 心かぬ MAL-1か”


①『マル-1』(56)
《MAL-1/Mal Waldron》
マル・ウォルドロン(p)、ジジ・グライス(as)、
アイドリース・シュリーマン(tp)、
ウリアン・ユール(b)、アーサー・エッジヒル(ds)。
 
《Gigi Gryce(as) Blog紹介》


『Left Alone/Mal Waldron』(№5で掲載予定)

マル・ウォルドロンといえば「レフト・アローン」。
もが選びたい、大ヒット作である。

ところが、評論家が選ぶ作アルバムは当①。
私だって、「レフト・アローン」を推す。
というより「き」のマクリーン、あの一曲。
もうこれに尽きる、と思っているのだが。

日本人特有の感性が揺さ振る花節的人情。
万国共通とはいい難い特別扱いのアルバム。
と、片付けてしまう「レフト・アローン」。
実際USでは、何てことは無い1枚のようです。
 
評論家諸氏は、そんな扱いをするんだろう。
だから、当①が作だと称されるのでは。
 
 一句
 “傑作や 心かぬ MAL-1か”

「るんるん」グルーヴに弾む4ビート。
当①は、そんなつもりで聴いたら目なようで。
普通っぽい「並」のプレイではない。

「孤高のピアノ人」「作編曲家のマル」。
こんな冠をつけ、代名詞で称されるマル。
 
そんなマルを写す曲は「Yesterdays」。
寂の空間に、ベースが響く緊張感。
アレンジが創り出すイマジネーションの世界。
マルの個性を出させたプレイが、堪能できます。

マルはPrestigeにMAL1~4を録音。
当①はリーダー作で一発目のMAL-1である。
 
♪~ アレンジが創り出すマジネーション、マルの世界をお楽しみ下さい。


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