先週の土曜日のお話です。
下界では30度を超える真夏日を記録していますが,谷川連峰ではまだまだ多くの雪が残っていました。
今日のルートは谷川岳ロープウェイで天神平駅まで登り,さらにリフトに乗り継いで天神峠まで登ります。
この時期はリフトに乗りながらカタクリの群生を見ることができるからです。
天神峠の天満宮では水芭蕉を見ることもできます。
ここから望む山頂も素晴らしい眺めです。
時間は少しロスしますけど,初めてだったらここまでくる価値はあります。
天気予報では快晴だったのですが,雲の合間に晴れ間が見える程度で遠望が効かないのが少し残念。
風が強く雲の流れが速いので晴れてくることを期待しましょう。
ロープウェイからのルートの分岐に合流するまでは下りになります。
今年は例年より残雪が多いようですが,とりあえずはアイゼンを付けることなく歩けます。
昨日の大雨で踏み跡が消えていますが,ショウジョウバカマやイワウチワなどの写真を撮りながら20分ほどで分岐に到着。
熊穴沢避難小屋までは雪もなく緩やかな傾斜の登山道を30分ほどの道のりです。
この先は岩が多くなり鎖やロープが出てきて,傾斜もきつくなってきます。
登山道脇のシャクナゲやコイワカガミを楽しみながら登りましょう。
天狗の留場まで来ると上方に大きな雪渓が見えてきます。
肩の小屋下部の雪渓を登っている人も見えます。
望遠にしても豆粒ほどですが,実際には30分ほどで雪渓の取りつきに着きました。
大雪渓の登りは10分もかかりませんがアイゼンを付けたほうが楽です。
風が強くてヤッケを着こみましたが,この先山頂までは突風がひどくなりました。
肩の小屋では多くの人が休憩していました。
お日様は出ているのですけどね。
ここまでくれば山頂まで10分ほど。
谷川岳は双耳峰なので手前が1963mのトマの耳になります。
ここからは苗場山、上越の巻機山方面に延びる尾根がとても綺麗です。
尾瀬や日光,浅間山も確認できますが,やはり雲は多くて全体にぼんやりと霞んでいるのが残念です。
主峰のオキの耳です。
この素晴らしい景色を望みながらランチをとるために大きな岩の東側の草地を選びました。
オキの耳取りつきからトマの耳を見上げたところ。
この稜線が風を受け止めていることがよくわかります。
帰路は分岐まで往路を戻り,ロープウェイの天神平駅に向かいます。
この区間は15分ほどですが,残雪と新緑がとても綺麗でした。
途中,数か所雪に埋まった沢を横切ります。
傾斜が急なので落ちたら谷底まで転がりそうです。
ロープがかかっているところもありますが,アイゼンを装着している人もいました。
天神平駅まで下りてきたら観光客がたくさんいらっしゃいました。
ここでも水芭蕉を観賞することができます。
時計を見ればちょうど14時。
水上温泉でお土産の温泉饅頭を購入して帰路につきました。
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