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パレスチナ自治政府の初代議長のヤセル・アラファト氏が死去してから11日で20年となったそうです。
彼は民族解放運動のシンボルとして今でも英雄視されていますが,その一方で,国家を樹立する機会を逃し,ヨルダン川西岸やガザ地区での惨状を招いた責任の一端も指摘されています。
ボクは学生時代に彼の活動する姿に共感を覚えた時期があります。
国連総会でパレスチナ問題を世界に認識させたときの演説は素晴らしかった。
しかし,その後の和平交渉は決裂し,パレスチナは国家として承認されませんでした。
冒頭に書いたようにパレスチナでは「彼はテロリストでしかなかった」という指摘もあるけど,彼一人の力ではどうにもならなかったし,そのあとに続く指導者が現れなかったことが現状に繋がっているのだとボクは思います。
アッバス議長ではなかなか前に進みませんね。
しっかりとした指導者の下に,パレスチナが国家として自立できる日が来ることを願っています。