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副題には「アメリカ黒人による“民主党の新たな奴隷農場”からの独立宣言」とあります。
これだけでは何を言いたいのかよくわからなかったのですが,評判になっている本なので読んでみました。
しかし,「はじめに」を読んで記載内容に違和感を持ちました。
彼女は民主党を非難することを一方的に書きまくっているだけでした。
もう少し内容のある本かと思ったのですががっかりでした。
そこまで書くならせめて共和党が黒人政策について優れている点についての章立てがあるべきでした。
200ページに「自由」とは何か,という問いかけがあります。
ボクは「義務と権利」という言葉がすぐに頭に浮かびました。
しかし彼女は「広い野原にいる若い女性の姿」だと書いています。
このフレーズはボクには理解できませんでした。
次のページで「黒人は真の自由を与えられたことがありませんでした」とも書いています。
そこまで言うなら黒人と自由に対する共和党の政策をしっかり書くべきでしょう。
日本の三大義務は『教育の義務』『勤労の義務』『納税の義務』です。
そして権利は『生存権』『教育を受ける権利』『参政権』です。
教育は権利である前に義務なのです。
そう思うと日本は素晴らしい国だし,アメリカは日本を見習うべきだと言えますね。
最後まで読んだけど,結局民主党の悪口で終始していた本でした。
ところで,ジョージ・フロイドさんの事件についても記載があるけど,テニスの大坂なおみさんは「BLACK LIVES MATTER」とプリントされたTシャツを着て試合に臨んだことがありました。
彼女がこの本を読んだらどのように思うのだろう。
是非感想を聞きたい。
訳者である我那覇真子さんもよくわからない人です。
出版社から翻訳を頼まれて素直に引き受ければいいのに,ジェイソン モーガンさんを監訳とすることを条件にしました。
そうしたらジェイソンさんから福島朋子さんを共同翻訳者にすることを条件づけられてしまいました。
本当にやりたい仕事だったら一人でやり遂げるべきだし,自信がないなら断るべきでした。