
ボクは見ていませんでしたが,三淵嘉子を主人公にしたNHK朝の連続テレビドラマ『虎に翼』が放映されていましたね。
まあ,それはたまたまだったのですけど,ボクは日本に原爆を落としたアメリカには絶対に罪があると思っているので,この本を読んでみたのです。
主人公の三淵嘉子は1938年に司法試験に合格し,1940年に日本で最初の女性弁護士になりました。
彼女が,家庭裁判所の発展に生涯を捧げたことはよく知られていますが,その一方で,裁判官として「アメリカの原爆投下は国際法違反だ」とする判決を下した女性でもあります。
そして,「原爆投下は国際的な戦争犯罪」だとする判決文も掲載されています。
確かにその通りだとボクは思ってきたのだけど,戦争を仕掛けたうえに負けてしまった日本は,戦勝国にたてつくことができなかったということだろうか。
でもそうとばかりは言い切れません。
「広島,長崎には放射能はない」とアメリカにだまされ続けてきたのだから。
全くひどい話です。