昼頃になると、空襲けいほうが出て、
爆音もきこえる。あたりの悲惨醜怪さにも大分馴らされているものの、疲労と空腹はだんだん激しくなって行った。次兄の家と長男と末の息子は、二人とも市内の学校へ行っていたので、まだ、どうなっているかわからないのであった。
夏の花
原民喜 著
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この時期は、このご本を思い出し
読み返します。読書のすすめさんに
教えていただくまでは、原民喜さんの
事すら存じ上げませんでしたが、
たんたんとどこか穏やかな文が、
脳を刺激してはっきりと光景が浮かぶ様な
感覚です。
大切にしたいご本の中の一冊です。
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