こないだ東京都の八丈島に行ったのである。初の八丈島だったのだが、あまり天気には恵まれませんでした。船は竹芝桟橋から出航し、三宅島・御蔵島を経由して八丈まで行きます。
3月下旬は天候不順の日が多く、二日に1回ほどしか出航しません。波が高いと島に接岸ができないためです。どうなることかと思いましたが、往復ともに「条件付き出航」だったのですが、無事にスケジュール通りに往復できたのはラッキーでした。旅行記は別途公開しますが、島で買った焼酎があるのでご紹介します。
八丈島では江戸時代、度重なる飢饉のため、貴重な穀物を使う使う酒造りが禁止されました。しかし薩摩出身の流人から、芋焼酎の作り方が伝わったといわれています。(米はダメだが、芋を使うのはええやろう)写真は、歴史民俗資料館で撮ったものです。
せっかくなので、酒屋に寄ってみました。
「八丈島らしい焼酎がいいのですが、お勧めはありますか」
「では、情け嶋とかはいかがですか」
「じゃそれを」(なさけしまって、歴史民俗資料館で見たな)
正真正銘、八丈島産です。「沖で見たときゃ鬼島とみたが来たみりゃ八丈は情け嶋」ということらしいです。江戸時代は多くの人が遠島の刑になりました。伊豆大島あたりだと「泳げるかも」という人もいたでしょうが、さすがに八丈島からだと泳いで島抜けしようとする人はいなかったでしょう。バーコードが、八丈島っぽいですね。
普段は、あまり焼酎は飲まないのですが、お湯割りで飲んだところ、いい感じではないかい。遠く、八丈島を想いながら一杯いただきました。