御室 八十八ヶ所
OFF TIMEのカウンターでコーヒーを呑んでいた 何気なく これから御室仁和寺の八十八ヶ所へ 行ってみようと思いついた。
そこで市バスに乗り 「仁和寺」でバスを降りた 山門の前を過り西へ そして山へ向かって歩いた やがて案内看板に「八十八ヶ所 一番札所」とある 数段の階段を登ると 草相撲(くさずもう)の土俵くらいの広場があり 一隅には大きな芭蕉が生えている 御室八十八ヶ所の一番の祠があった。
径の脇に誰が造ったのか ブロンズの弘法大師の立像がある ここからいよいよ参道へとさしかかる ここは御室仁和寺の裏山にある 胎蔵界である つまり 仏陀の体内になぞらえた ところへ入り込んだコトを意味する。
弘法大師は四国では四国八十八ヶ所 都では御室八十八ヶ所 ともに真言密教 の修行の場であった。
径は前日の雨で水分を たっぷり含んだ登り径である 所々「道が壊れています 注意をして下さい」などと看板が掲げられていた。
以前より通い慣れた林間の径である。 ここには自分の過去が埋められているようなところで この近辺で 若い日から何枚もの絵を描き続けてきた。
病の後であり 自らの身体に負担をかけないよう 問いかけ乍らの散策となった。 わたしは行程の半ばまでに止め 脇道から仁和寺の西門へ 仁和寺の山内には観光客は少なく 金堂・経堂を拝して帰路に着いた。
帰路は嵐電(らんでん)に乗ってみようと思い 嵐電「御室駅」へ行った 駅には人気はなく ほどなく電車は来た 車内は適当な空席もあり 衣笠山を眺めながらの 4ツばかりの駅を過ぎ白梅町へ わたしは旅人となっていた。
須叟の間に 孤客は遠い日への旅をした。
OFF TIMEのカウンターでコーヒーを呑んでいた 何気なく これから御室仁和寺の八十八ヶ所へ 行ってみようと思いついた。
そこで市バスに乗り 「仁和寺」でバスを降りた 山門の前を過り西へ そして山へ向かって歩いた やがて案内看板に「八十八ヶ所 一番札所」とある 数段の階段を登ると 草相撲(くさずもう)の土俵くらいの広場があり 一隅には大きな芭蕉が生えている 御室八十八ヶ所の一番の祠があった。
径の脇に誰が造ったのか ブロンズの弘法大師の立像がある ここからいよいよ参道へとさしかかる ここは御室仁和寺の裏山にある 胎蔵界である つまり 仏陀の体内になぞらえた ところへ入り込んだコトを意味する。
弘法大師は四国では四国八十八ヶ所 都では御室八十八ヶ所 ともに真言密教 の修行の場であった。
径は前日の雨で水分を たっぷり含んだ登り径である 所々「道が壊れています 注意をして下さい」などと看板が掲げられていた。
以前より通い慣れた林間の径である。 ここには自分の過去が埋められているようなところで この近辺で 若い日から何枚もの絵を描き続けてきた。
病の後であり 自らの身体に負担をかけないよう 問いかけ乍らの散策となった。 わたしは行程の半ばまでに止め 脇道から仁和寺の西門へ 仁和寺の山内には観光客は少なく 金堂・経堂を拝して帰路に着いた。
帰路は嵐電(らんでん)に乗ってみようと思い 嵐電「御室駅」へ行った 駅には人気はなく ほどなく電車は来た 車内は適当な空席もあり 衣笠山を眺めながらの 4ツばかりの駅を過ぎ白梅町へ わたしは旅人となっていた。
須叟の間に 孤客は遠い日への旅をした。
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