男たちの大和 限定版(初回限定生産) DSTD-2603
広島旅行三日目最後の目的地は尾道の1/1実物大の大和の撮影セットです。
広島からJRで移動して約1時間ちょっとでした。駅の前からは駅前渡船で、セットのある造船所入り口まで移動します。
(駅前渡船:人と自転車、バイク専用渡船)
尾道駅前から出ている駅前渡船で渡って降りるとすぐ、目的地の造船所の入り口です。そこで、セットの前までピストン輸送をしているバスでセット前まで移動し、そこから見物コースにはいります。まずは艦首の菊花紋章とその上にはためく日章旗を見てから、見物料を払いじっくりと眺めていきます。
(25ミリ三連装機銃のセット)
日本海軍の標準的な対空武装のホチキス社の25ミリ機関砲を3基まとめて対空架台に載せたのがこの武装です。ただし航空機に対しては少々威力が不足したと言われています。3連装にしたのは25発入りの弾奏を交換して絶え間なく打ち続けるのと、撃つ時間を区切ることで一銃身辺りの発射時間を制限して銃身過熱を抑えるための工夫でした。ですから、三門同時射撃をするわけではないです。一門づつ、弾がなくなるまで発射した後、隣りの銃身で射撃しつつ弾の切れた銃には弾奏を交換して射撃可能出来るようにしているのでした。なお、爆風よけのない機銃の射手たちは主砲、及び副砲発砲時には艦内に照準器を持って退避しないと射撃時の爆風で吹っ飛ばされてしまうのです。なお、このセットの機銃には弾奏がセットされていないですね。バナナ型の弾奏は機関部の真上にセットされます。
このように爆風よけの付いた機銃と高角砲では、その心配はありませんが炸薬から発生するガスに悩まされたようです。また、爆風よけはただの爆風よけで、装甲ではないので戦闘機の機銃弾でも簡単に貫通し操作員を殺傷しました。
そんなこんなで、艦橋がなくて妙に間抜けなセットとは言うものの、実物大の迫力をたっぷりと堪能しました。ちなみに、艦橋を製作できなかったのは建築基準法の高さ制限に艦橋の高さが引っかかったためだそうです。撮影用のセットに建築基準法が適用されるとは初耳でした。
さて、その帰りは車も積載できるフェリーの福本汽船で本土に尾道へ戻りました。
この福本汽船は、私自身は視聴していなかったのですが昨年放送された尾道を舞台にしたアニメ『かみちゅ』に出て来た渡船にそっくりだったと、同行のささじいさまが言っていました。それにしてもこの福本汽船は、大人一人の渡船料金が60円だったのには驚きました。向島から尾道へ渡る車は結構たくさんいて一回では乗り切れていなかったようです。
渡り終えてからセットのある方を振り向いたのがこのカットです。
その後、ここから駅まで5分ほど歩いて、JRとバスを乗り継いで広島空港に向かいました。
いいなあ、こういった船に乗ってみたいもんです。
結構船も好きですよ。
何てったって晴海から沖縄まで50時間かけて船で行ったことがある男ですから・・・
しかし、実物大の大和のセットって興味がありますね。
でも、取り壊すんでしたっけ・・・
仕方がないですね。
きつねのるーとさんのレポで見た気分に浸ることにしましょう。
最後から二枚目のの小さなフェリーもいいですね。
瀬戸内海へ行ったら、被写体がごろごろとしていて帰って来れないかも(笑)
艦橋が無いのは残念でしたねー。もしあったとすると、どんだけの迫力だったか……数値だけでは分かりませんものねー。
下の方のフェリー、昔見た「さびしんぼう」に出ていたフェリーにそっくりですねー。瀬戸内海って風情たっぷりで好きです。
≫駅前渡船:はそのまま会社名として存在しているようです。
≫沖縄ー有明航路
私も乗船しています!!逆ですけど…
私の場合、沖縄から有明まででした。行きは、鹿児島まで陸路、鹿児島ー沖縄航路でした。
≫大和のセット
取壊すというよりは、撮影セットなので破損する前に分解すると言うのが正しい様です。
>泥井戸さま
「さびしんぼう」も尾道ロケの映画の一つですね。
詳しくは下のアドレスのブログの記事を参照してみてください。
http://takaseyuka.moe-nifty.com/takaseyuka/2005/07/post_b311.html