「きつねのるーと」と「じーん・だいばー」のお部屋

HN「きつねのるーと」と「じーん・だいばー」の趣味を語る部屋。守備範囲はテツ、ミリ、ヲタ、アニメ、同人誌、写真等濃い

『リトルバスターズ』 第6話 観ました

2012-11-11 02:07:19 | アニメ
今回、小鞠ちゃんのクライマックスは超えたようです。
小鞠ちゃんの忘れていた兄の死を思い出して混乱し一時的に幼児化しちゃった小鞠ちゃん。そんな小鞠ちゃんもリトバス女子部と言ってもまだ鈴ちゃんと来ヶ谷の姉御の二人だけですがそのフォローと理樹くんと同室の真人の機転でなんとか乗り越えちゃいました。とはいえ、女子の面々が来る前に小鞠ちゃんを独りで男子寮のお風呂に入れたのはどうかと思うのですが、そう言う現実的なことはスルーするのが大人な物語の見方だと思ってスルーします。スルーしますが、理樹と二人きりで小鞠ちゃんがワイシャツ一枚で湯上りしている図を観ても、それだけ状況が深刻なのだと好意的に女子部の二人が判断してくれたと言うのは、理樹くんの信用の大きさと、事前に真人から小鞠ちゃんの様子がおかしいことを聞いて状況を理解していたと言うことですよね。コレ、他の作品ならあの場で、プチ修羅場になってもおかしくない状況でした。あ、あと、小鞠ちゃんがさくら荘のましろちゃんと同じ重度の要介護者状態にならなかったのも良かったみたいです。もし彼女が自分でパンツも履けない状態まで退行していたら…理樹くん、どうしたのだろう?男子寮の風呂場の前で女子の二人が来るのを待つしか…

それはさておき…今回のお話のポイント
人の死をどう乗り越えるのか。
小鞠ちゃんのお話でのキーポイントはそこにあったようです。
小鞠ちゃんはお兄さんの死を受け入れられなかったので、お兄さんの死を無かったことにしちゃった訳です。お兄ちゃんの死を無かったことにすると言うことは、お兄ちゃんが居たことを無かった事にすると言う事でそれは相当に無理が有って、無理があるからこそ、何かの死に直面たした時に一時的に記憶の混乱をきたして取り乱すと言う生活をずっとしてきたようです。その何かの死と言うのは自分の祖母だったり、飼っていた金魚だったりしたのですが、今回の場合は排水溝の中で死んでいた子猫だったわけです。

そのことに理樹くんの理解が及んだことで、どうしたら良いのかと、理樹くんは独りで考えてみて自分は非力だから何も出来ないと考えました。ですが、リトルバスターズ団長たる恭介は、人の死から逃げているわけにはいかない。ならば乗り越えるのみ。そして小鞠ちゃんが一時的に兄と誤認している理樹くんならば、小鞠ちゃんの葛藤に対して一番効果的に何かが出来るはずだと言い切りました。その上で、無言で他のリトルバスターズのみんなも小鞠ちゃんを助ける理樹の助けになると目線で語って居るのです。そのみんなのサポートを受けて理樹くんは自分に出来る事が何なのか調べ、小鞠ちゃんの祖父、小次郎さんのアドバイスと拓哉さんの墓碑の前で雨に打たれながら思いついたのでした。そう、彼、理樹くんは幼い頃に両親を亡くすと言う非常に辛い局面をリトルバスターズの面々に救われて乗り越えている経験が有ったのです。この経験が無いと小鞠ちゃんに対して説得力が無かったことでしょう。それに小鞠ちゃんの苦しみも哀しみも理解出来たとは思えないのです。そして、この小鞠ちゃんの背中を押す理樹くんのサポートをリトルバスターズのみんながしていると言う流れが非常に優しいです。ゲームの流れを追いかけるだけの脚本だと、そこまで描くことをしたかどうか怪しいかもなので、非常に丁寧に脚本を造ってきたことだけは確かなようです。
この時男どもは、役に立たないような支援でしたけれども、女子の二人、特に鈴ちゃんは人付き合いが苦手なのに他の女子寮の女の子たちに声をかけまくって絵具を集めてもらってきてそれを理樹に渡して絵本を描く足しになるようにしましたし、来ヶ谷の姉御は真っ新なスケッチブックと何故か藻屑のワンカップ、確か藻屑も姉御の大好物だったかと思ったのですがソレを用意して渡そうとした支援は優しさに溢れているのです。男子陣の支援は直接、役に立つものでは無いにしても折れそうな心を支える力になったことだけは確かなのです。

今回、いいところが観られたのは理樹と同室の真人と、来ヶ谷の姉御だったんじゃないかと。少なくともキツネ的にはそう見えたです。

独りじゃない

これがどれほど力になるのか、それが描かれていて良かったです。
もちろん小鞠ちゃんの笑顔が戻ったのも!ですけれどもね。

サテサテ次回ははるちんの出番のようです。彼女もリトルバスターズに参加するってことらしいですが…う~んクド公の出番はまだですか~?

TVアニメ『リトルバスターズ!』公式サイト

このお話の詳しいことは公式HPと、この記事へTBをくれた方々の記事を参照にしてくださいませ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿