『そらのおとしものｆ』 第１１話 観ました

成長カオスが不自然な嵐と共に現れ、今回はおのずとシリアス展開となりました。それにしてもまさにヤンデレ成長してきたですね。『愛は痛いの』と言う、カオスの解釈はある意味では正解ですが、カオスの場合は明らかに間違っています。それにＳとかＭとかって意味でも無い、ただの誤解。間違えて覚えてしまっただけ。そもそも、愛を良く判っていないイカロスから聞き出したことを元に自分で勝手に解釈しただけの“愛”が正しいわけが無く…それを突き詰めてヤンデレ具合がさらに増徴してしまったですね。
それにしてもカオスの中の人の演技が凄い。アレで、唯ちゃんと同じ人だとは思えないくらいです。さすが声優さんですね。今回、カオスは体も成長していましたから声もそれに伴って幼声から、ヴァージョンアップしているところなど、中の人の成長も著しいようで…。凄い。

一方、前回の終わりにイカロスが暴走しかけた動力部を制御するため、智樹の記憶を削除してしまった影響が出てきてしまっていました。それにまだ、動力部の暴走は続いているようで、その制御のために絶対安静が必要となってしまったようです。そんなイカロスの看病にニンフが付き、アストレアは無自覚に智樹たちの居る学校に居た。
そんな状況が悪い時に、カオスが来襲。
どうする？
とりあえず、現有戦力で状況分析を行うと指示する部長が素晴らしくかっこよい。嵐の来る方角に、会長、部長、アストレアで向かい、状況分析。アストレアを嵐にぶつけて何がきたのかを確かめるの非常に適切です。アストレアならどんな敵でも瞬殺されることなく、何が着たのかを知ることが出来る。何せ彼女は莫迦ですが、最強の接近戦能力と防御能力を持つのですから。そして、今回の敵が第二世代、成長したカオスであることを知る。
そして、アストレアが部長たちの撤退時間を稼いでいる間に、対応策を即座に手を打つ。まずは、ニンフの召集、そして智樹をドリームダイブさせ、ダイダロスに接触させ、第二世代対策を教えてもらって来させる。
その頃、ニンフについてイカロスもふらふらと戦場に来ていた。
フラフラになりつつも、イカロスはニンフ、アストレアと組んでカオスに対抗する。三人がかりとは言え、イカロスは動力部不完全状態、ニンフは羽無し能力ダウン中、まともな戦力はアストレアのみという状態でトドメはアストレアにかけるが…そのトドメは不発。カオスの装甲と言うか羽を破れない。
そこへ来たのがダイダロスからカオスを封じる鍵を貰ってきた智樹。
そこでの智樹が非常にかっこよいのは…やっぱり主人公補正なんだろうな…
『イカロスのマスターは俺だ。ニンフ、アストレア。マスターが欲しければ俺がなってやる！』
これは、この一言を待っていた二人にとって、待ちに待った展開。
そして、カオスの羽に囚われていたはずが、それが解けてしまう。
自分を想ってくれるマスターが登場したことで、ニンフに羽根が、透明で綺麗な羽根が生え、能力が限定されていたハッキング能力が全力全開で作動。カオスの能力をもハッキングした模様。おかげで、同様に捕らえていたアストレアも開放され、あらためて、イカロスの指揮、ニンフの電子戦闘能力下で三人の共同戦線がカオスを圧倒する。もちろん、接近してトドメをさす役割はアストレア。これってある意味、袋叩きの展開ではありますが、そうでもしないと彼女たち単独ではカオスに敵わない以上、仕方の無い展開なのです。そして観ている私として非常に熱くなる展開です。こんなに熱い展開は今期…初めてに近いです。ｆになって、イカロス、ニンフ、アストレアの莫迦話でこの三人が元居た世界でのように仲良くなってから、いずれ避けられないであろう対カオス戦が発生したら、三人の共同戦線が観られるであろうと期待していた分、非常に燃えました。その上、マスターの記憶を失いたくないと言う、イカロスの想い、智樹にマスターになって欲しいとずっと想い続けていたニンフの想い、そしてツンツンしつつもやっぱり智樹にマスターになって欲しいと願っていたアストレアの想い、そして、女の子は戦闘などせずに笑って楽しく暮らして居なくちゃいけないと想っていた智樹の想い。
そしてその想いは、今は敵対しているカオスにさえ、そう想っていたと言う。これで熱くならずに居られようか？
いや、そんなことは無いはず。
此れは物凄いクライマックス。
後はトドメをさすだけのカオスにさえ、お前とも構ってやれずに悪かったなと言ってのける智樹の男っぷりには、感動してしまう。だから結局、カオスは倒したと言うより、教育しなおす方向で話が進むみたい…

なお、後番組の関係上、Ｃパートを観ていないのですが…
それに関しては他の方の記事か、水曜のＴＶＫ枠で確認しようと想っています。

このお話の詳しいことは、公式ＨＰ各種と、この記事にＴＢをくれた方々のブログを参照して見てくださいね。