アジアの東端の島国を台風が襲う中、遠く離れた英国では
この島国の国王夫妻も臨席して、七十年在位したエリザベス
女王の国葬が営まれる。
世界人口の半分以上の約40億人が荘厳なこの葬儀を見守る
という。この日まで何十時間も並んだ多くの国民が偉大なる
女王の棺を深い悲しみと労いの心を持って弔問した。
一方、8日後には、在位中の拙策によりこの島国の国力を
衰退させた上、数々の強欲な不祥事を隠蔽し続けた後、最長
在位だけを自慢して引退した元相の国葬が予定される。
この島国の国民の半数以上が反対するというこの「国葬」、
その意味合いはエリザベス女王の国葬に比ぶるべくもないが、
比べても意味がない。そもそも国葬には値しない。
台風の影響による嵐が収まって、意外にも関東の明け方は
晴れた空。慌てて駆け付けた江戸川の夜明け。
敬老の祝日、物流トラックも少ない
仰ぎ見る天頂には二十三夜の月が霞む
西の空にはやはり不穏な雲
2,3日後、この河川敷も冠水するだろう