約百年前のスペイン風邪、「風邪」と命名したために
世界的な大感染(パンデミック)となった。
今回の新型コロナも「風邪のようなもの」と見縊った
愚かなリーダーを持つアメリカとブラジルでは、共に
群を抜く感染者や死者となっている。
今朝の天声人語によれば、スペイン風邪の時に日本では
マスクのことを「口覆」、あるいは「覆面」と呼んだ。
鼻から顎の下までの大きなものだったという。
比べるに「アベノマスク」、使い物にならないと介護や
保育の場から敬遠され、追加の8千万枚は宙に浮いた。
しかし、既に発注(生産)済みで費用は発生している。
「咳一つしても外出するな」、スペイン風邪の時のお上
のお達しだった。「再び非常事態宣言を出すほどではない」
とタカをくくる現代のお上。
我ら下々は、賢く生き延びなければならない。
コロナ禍でのペーパークラフトの九作目は、1903年に
初の有人動力飛行とされる「ライトフライヤー」。
「一応の完成」であるが、出来映えはよくない。主翼は
歪み、ブレース(斜め材)は弛む。梅雨の湿気のせいだと
しておこう。
ミニスタジオでは窮屈そうなのでテーブル上に出した。
食事卓兼作業台である。主翼の幅は40センチ、機長は20
センチほど。実物の1/34である。
機体後方にガソリンエンジンとチェーンで駆動される
プロペラが配置される。最後尾の垂直尾翼と前方の水平翼
をワイヤーで操縦する画期的なものだった。
下側の主翼に腹ばいになって操縦するライト兄弟の弟、
オーヴィル・ライトの人形も作ったのだが何故か行方不明。
操縦席は空席となってしまった。
梅雨が明けても主翼の歪みや斜材の弛みが取れないと
したら、元機械屋の面子にかけて大改造? いや、更に
悪くなるかもしれないから止めておこう。