じんべえ時悠帖Ⅱ

司法、またも「親方日の丸」

 「巨大津波の現実的な可能性を認識していたとは認められない」と

して東京高裁も一審に続き、福島原発事故の強制起訴の二審で東電の

元幹部を無罪とした。

 この判決はおかしい。「認識していなかったこと」自体を罪として

訴えているのである。1.15メートルを超える巨大津波の予測は信頼

できない、2.仮に対策をしたとしても事故は防げなかった、という

判決理由は、まさに東電寄りの「偏見」である。

 更に、電力事業者は最重要のインフラを支え法律上の電力供給義務

を負う(だから)漫然とした理由で運転停止は出来ない立場にある、

ときては、まさに「そこのけそこのけ親方日の丸の原発が通る」の発想

と言える。司法が「親方日の丸」になっては駄目だ。

 

今時の街中の花


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コメント一覧

jinbei1947
防潮堤を高くすれば大津波を防げたというのは「後知恵」とまで言って
東電幹部を護る司法。
元々海から20メートルあったところを、GE社の標準に合わせるため
10メートルまで削るという「歴史的観点」が欠落した設計陣も同罪です。
ykoma1949
日本の司法も、地に落ちましたね~まさに法治国家の法律しか
知らない人たちが、過去の歴史や過去の地震や津波の事すらも
勉強してなくて、この津波を予想することは出来ない?? この
津波を対策することもできない。・・
じんべえ様が言われるように、大きなうねりに巻かれてまさに
政治や東電の代弁者のような判決、恥ずかしくて日本の司法の
あり方が問われます。
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