19日にここで紹介した「Y字路はなぜ生まれるのか?」(重永瞬、
晶文社、2024年)が手元に届いた。約200頁の半分ほどがY字路の写真
や図版でざっと眺めたという段階だが、今日はそのさわりである。
まずはY字路の定義から。①が純正Y字路、②が準純正Y字路で、
色が薄くなるほど純正から遠くなるが、広義のY字路という。
となると、陥没から3日目となった八潮市の六差路(③の右)も
Y字路が重複するところと言える。
第三章で本題のY字路が生まれる理由を分類しているが、その一つが
街道ウォーカーとしてウンウンと納得の「街道系Y字路」。街道から
別の街道や脇道が分かれる「追分」が典型的で、②型が多い。
写真は、2018年5月、信州伊能ウォークの会の仲間たちと歩いた
中山道(左)と北国街道(右)の分岐点「信濃追分」である。生憎の
雨本降りで、ここでの写真は2枚だけ。
その少し手前の逆向き、旧中山道(左)と国道18号(右)の合流点
も見事なY字路である。これは皆が通り過ぎた後の撮影。
「Y字路はなぜ生まれるのか?」を読み進めながら、不定期になる
と思うが続きを書いていこう。