じんべえ時悠帖Ⅱ

八重洲鉄骨落下事故に思う

 東京八重洲口のビル建設現場で鉄骨が落下して鉄骨上にいた

作業員2人死亡、3名が重傷という痛ましい事故が起きた。

 クレーンで吊り上げて仮止めし、ワイヤーを外している最中

だったという。仮組中の他の4本の梁も一緒に落ちた。

 テレビニュースの映像や新聞の説明図によれば、3階から7階

まで吹き抜けの劇場の天井部分の梁を先に立てた長い柱や仮設

支柱に載せるという、やや特殊な工事中だったようだ。

 大手ゼネコン、大成建設と大林組のJV(協同企業体)、かつ

一階ずつ組み上げていく普通の工法とは違う段取りとすれば安全

管理は「万全」だったはずである。

 詳細な落下原因は業務上過失致死罪適用も含めて調査中だが、

原因の一つに「猛暑」もあると思う。とにかく尋常ではない今年の

暑さであった。直射日光の下の高所作業、真夏は止め!

 7月の静岡の橋桁落下事故(8名死傷)も仮設の支持台がその

基礎からずれていたことが原因と言う。暑さゆえ確認不足、思い

違いも起こり得よう。

 

 でもやはり彼岸、今日の明け方は何と「17℃」と冷え込んだ

日の出はこの雲の中

やがて流山の街を大きな宇宙船が襲う

 

 

 


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コメント一覧

jinbei1947
ワイコマ様
昔担当した工事で、高さ3メートル、鉄骨も5メートル位でしたが、若い鳶工が
仮止めのボルトを入れ直そうと抜いて鉄骨もろとも落ちてしまったという事故が
ありました。
幸い軽い怪我で済み、「自分が載った梁のボルトを抜くなんてアホやな」という
笑い話になりましたがゼネコンの現場事務所は本社からお偉いさんなどが大勢
押し寄せて徹夜の対策会議が行われました。
jinbei1947
えめらるど様
犠牲者の遺族、特に子供の将来を思う、やはり女性、母ならではですね。
確かに労災保険や見舞金もずっと続くわけではなく、配偶者の苦労は続きます。
尤も、最近は稼ぎの良い配偶者も多くなりました。
ykoma1949
痛ましい 労災事故。あってはならない事故とはいえ、工事には
大小の事故はつきもの、とは言いますがその事故の回避は現場の
安全と共に絶対的な義務。建設業の現場の若者たちは、日本の
将来を担う貴重な人材たち、亡くなった人たちには心から冥福を
祈り、怪我をされた皆さまの一日も早い回復を願うものです。
事故には、ヒヤリハットからあらゆる事故迄、理由と原因が
あります。詳細な事故原因の探求により再発防止を業界全体の
共通事項として学んでほしいと思います。
eme
事故の度に先ず思う事は、死亡した人達の家族の事である。先ず、子供達が成人するまでは、父親は生きて居て欲しい。昔と違って、大学までが[義務教育]のような状態になっていることからも、経済力として父親は必要なのである。
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