社会学で「マン・ボックス(男の箱)」という言葉がある。
支配的、タフ、泣かない、女性蔑視、同性愛への嫌悪、など
社会が男らしいとする行動や考え方をいう。
男らしさの箱に閉じこもると、女性差別をはじめ、弱音を
吐けない、大人しい男性が虐められるなど男自身を苦しめる
弊害が多い。よって「有害な男らしさ」とも呼ばれる。
最近は男性の方が女性より生きづらくなってきたと思うか、
というアンケートに約5割が「そう思う」と答えたという。
ジェンダー平等が進むと男が享受してきた既得権益が奪われ、
生きづらくなると考えるからだろうか。
女性の賃金が上がり、女性リーダーが増えれば男性は
「大黒柱」というプレッシャーから逃れることが出来る。
仕事より育児を優先しても後ろ指を指されなくなる。
ジェンダー平等とは、片方が生きやすくなれば、もう
片方も生きやすくなる仕組みなのだ。
そういう意味で「女性と比べてどうか」という生きづらさの
質問(電通総研)にも問題がある、との批判がある。
男と女を二項対立させるような問いかけ自身が、性の多様性、
ジェンダー平等からずれた旧態依然の発想という批判である。
以上、朝日新聞「多事奏論」から「超」編集で紹介した。
さて、橋桁の上に載った橋桁が移動する2日目の様子。
土手に上がったところで遠望すると前日より十数メートル
進んでいる。
現場に到着
先端の案内梁?が次の橋台に届いている
今日はこの現場のすぐ脇の病院で3回目のワクチン接種。
その様子を次回に。