10日早いが、1月17日は阪神淡路大震災から30年。
これをSNS発信したのが当時神戸外大職員の芝勝徳(マサノリ)氏(66)。
地震で壊れたメインサーバーを他のサーバーに置き換えて発信した。
「我々は深刻な地震を経験した。ネットワークは正常に機能している。
Eメールを受け取ることが出来る」。数日後、柴は神戸市役所の職員
が撮った8mmフィルムから写真を切り出しネットに載せた。
当時、日本国内のネット利用率はわずか1.6%に過ぎなかったが、海外
の反応は凄まじかった。ボランティアの申し出など1ヶ月後には60万件
ものEメールが届いた。芝はネット黎明期の理想社会の兆しを電子空間
に感じた。
だが、現在そのSNSは「憎悪とプロパガンダの手段と化し社会に悪影響
を与えていることは悲しい」と、当時ワシントンポスト紙で阪神淡路地震
の記事を書いた、米オースティン大教授のジョン・シュワルツは言う。
(今朝の朝日特集「ネットと災害」より抜粋)
綺麗な朝焼けに気が付いたのが遅かった今朝の日の出。