「奇跡の一本松」で知られる陸前高田市。その奇跡の一本
以外、七万本の松原が全滅した「高田松原」が蘇りつつある。
震災から十一年、市民の手によってコツコツと植樹活動が
続けられ、現在までに4万本が植えられたと今朝のNHKの
「小さな旅」が報じる。
震災前の高田松原
現在の様子
この植樹活動の中心になっている小山芳弘氏は、奇跡の
一本松を必死に手入れしたが、残念ながら枯れてしまい、
今はレプリカが立っている。
しかし、小山氏は枯れた直後の枝から子孫(苗)を育て
今3メートルほどに成長している。
震災から4年目の秋、陸前高田を訪れた。奇跡の一本松の
周辺の海岸だけでなく、街全体に土の山が聳える寂寞とした
風景だった。
今朝の「小さな旅」に映る陸前高田は大違いの明るい街並み
である。