選択的夫婦別姓の自由を認めないのは合憲であると再び
最高裁大法廷で判決されたのは、半月ほど前だったか。
判決では前回も今回も「国会での審議」を促しているが、
自民党は夫婦別姓に反対する守旧派を慮って、きっと動か
ないだろうと、その時にここに書いた。
今朝の朝日新聞「私の視点」に「女性差別はどう作られ
てきたか」の著者である中村敏子氏(政治・思想学者)が
「歴史に見る夫婦の名字」と題して投稿している。
夫婦同姓は明治31年の明治民法で初めて謳われたもので、
江戸から明治になって、平民にも苗(名)字が与えられた
時は、嫁入り後も「妻は生家の氏」をとなえるとされた。
江戸時代の武家の嫁も実家の名字を名乗っていたという
から「夫婦別姓」が日本の伝統だったのである。
明治政府が夫婦同姓の「範」とした西洋では、女性運動
によって全て解消されている。今も同姓を強制されている
のは日本だけなのである。(引用終わり)
そうか、反対を続ける自民党の守旧派は、やはり単なる
時代遅れに過ぎない。
彼らにとっての「古き良き伝統」とは明治時代のことで
あって、生かさず殺さず臣民から搾り取り、富国強兵、
資本蓄積で万歳万歳を支える、男尊女卑の家族制度のこと
なのである。
梅雨の合間の江戸川散歩、久々常磐道の上流へ。
ゴルフ場の池も少し大きくなっている
部分的な高規格堤防の迂回路
ここも池が大きくなっている
クラブハウス近く
折り返し点、海から28キロと32キロ地点の往復