再開された朝日新聞コラム「患者を生きる」の5回
シリーズを、例によって超要約しよう。
3月下旬、元プロ野球選手、監督の梨田昌孝(67)は
ちょっとだるさを感じた。「油断したかな?風邪かな?」、
熱を測ると37度だった。
それから4日後、好きな酒の味がしない食欲が落ちた。
翌日熱が39度。体温計壊れてるぞ!と叫ぶ梨田。妻が
言った、「パパ、コロナちゃう?」。
2日後、大阪市内の病院に入る頃は車椅子を用意される
ほどの憔悴状態。肺のCT画像は重い肺炎を示し、別の
病院の救急救命センターへ。
ICUに入るとすぐ人工呼吸器がつけられた。「かなり
危険な状態」と、駆け付けた長男は医者から言われた。
PCRは陽性で、急性呼吸窮迫症候群と診断した医師は
「超重症、厳しい」と感じた。
2日で肺の状態は改善し始めた。約2週間で人工呼吸
器が外され、3日後に元の病院に戻った。しかしペット
ボトルのふたを回せない、薬の包装シートを破れない。
「一人では何もできない」、その度に看護師を呼んだ。
完全装備で駆けつける看護師はいつも笑顔だった。
リハビリが始まった。重いと感じたスマホも手にする
気分になった。知人の元オムロン社長、立石義雄氏、
俳優の岡江久美子氏の訃報。「俺、生きてていいのか」。
「まだまだやり残したことがあるから梨田さんは生か
されたんですよ」という看護師の言葉が心にしみた。
そして、「医療従事者の方々の懸命な治療への敬意と
感謝を胸に」、50日ぶりに退院した。
7月初旬までの厚労省研究班の中間報告では、入院
した新型コロナ患者で、梨田氏のように人工呼吸器を
つけたり、ECMOを必要とした患者は8.5%。
(要約終わり)
高齢者、喫煙者、糖尿病や慢性肺疾患のある患者に
重症者が多いと言う。ありゃ、私は全部に該当するでは
ないか。しばらくは外出自粛が続く。
昨夜は十五夜、満月であった。
まずは一眼レフの300mm望遠
そしてコンパクトデジカメの20倍望遠(400mm相当)
そして今日の明け方、昨夜とは微妙に形が違う
6時前、月の入りまで1時間を残して雲に入る