じんべえ時悠帖Ⅱ

「やり残し」のススメ

 「やり残しのある人生こそ、素晴らしい人生だ」

                 山口雅俊(ドラマ脚本)

 今朝の「折々のことば」(鷲田清一、朝日新聞一面コラム)

からである。更に、

 「きれいに使い切ろうと思うな。無駄の排除ばかり考えて

ると大事なものを見失う。人生は必ず途中で終わる。ぴたり

収支が合うことなどない」。

 

  人生が終盤に差し掛かっても断捨離や終活が進まない私に

とって、ちょっと救われる感じがする言葉である。

 思うようには行かなかったこの人生、最後も思うようには

行かないだろうと思えばいいのかも知れない。

 

 テレビドラマ「科捜研の女」(主演:沢口靖子)が23年間の

幕を閉じた。ドラマとしては最長寿記録と言う。

 そんなに熱心に観ていたわけではないが、京都赴任時代の

事務所があった研究所がこのドラマのロケに使われていたので

気になるドラマではあった。

 ある土曜日、珍しく休日出勤したら総務から「今日はロケが

あるから屋上には出ないように」と連絡があった。

 屋上や正面玄関、ロビー、長い廊下などが「科捜研の女」

のロケに使われていることは知っていたが、ロケのある日に

出勤したのは初めて。

 中庭を挟んで屋上が見える最上階に事務所があったので、

真っ赤なセーター姿の沢口靖子がチラチラと見えた。

 

 最終回の最終場面、主任である沢口靖子と所員のお別れ

シーンが、京都タワーや五大送り火を望むことが出来るその

屋上だった。

 

 

 


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コメント一覧

jinbei1947
えめらるど様
妻子を捨てて二度目の妻と暮らす敬虔なクリスチャン、キリストはやはり
何でも許しちゃうんですね。
「祈れよ、さらば救われん」。
jinbei1947
ワイコマ様
このドラマには京都の街がよく出てくるので楽しみでしたね。
研究所は屋上からの眺めで京都駅の南西とわかるのですが、仕事の合間に
散歩するのは北東の鴨川沿い、という矛盾も面白かったです。
えめ
復活祭の今日、昔の教え子に電話をかけてみました。彼は狂信的?なクリスチャンで来月75歳になる由、東大の法学部を出て居ます。彼の教派?では今日復活祭ではない由、ローマ法王の悪口を交えて、約30分間説教をしてくれました。頻りに[聖書]という言葉を使いました。[神道は宗教ではなく文化である]と私は言っているので、神社の宮司である私に対して特に抵抗はありません。年中毎日先祖の墓参りに行く話をすると、彼はその行動に対して否定的な死生観を述べました。しかし実生活で妻子を捨てて二度目の妻と暮らす彼には、普通の人と同じくらい悩みや苦しみは存在するのだと思います。
ykoma1949
残念ながら・・話には聞いていましたが テレビは見たこと
ありません。
私の奈良の叔父が大阪府警の鑑識一筋で、其のおじさんから
写真を教わって、家で現像を始めました。
いつの間にかデジカメになっていましたが・・
集大成・・で 最終回なんですね~
じんべえさまの会社も全国区ですが、関西が主には強いですよね
しっかりお楽しみください。
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