ロンドン、パリは100%、台北96%、ソウル49%、東京の
23区8%、これは何の数字か。電線地中化率である。
2,400キロの電線地中化を進めると言った日本政府だが、
最終年度の現在でも進捗は4割ほど。計画と設計だけでも
「進んだ」というデータだから実際はもっと低いだろう。
街道などあちこち歩いていると、「?何かすっきりして
いるな」と感じるところ、電柱と電線がないことが多い。
特に昔の風情を残す観光地では必須であろう。
日本では何故進まないか。電柱の十倍、1キロ5億円
という工事費に難を示す電力会社は親方日の丸。それに
加えて、道路は国交省、電力は経産省、通信は総務省と
いう縦割り行政のせいである。
(参考:11/16朝日新聞社説)
縦割りを崩すデジタル庁というが、果たしてこの電線
地中化の体たらくでは先が思いやられる。
とは関係なく、坂東三十三ヶ所巡り千葉編(その2)
の旅に出る。よって明日のブログはお休みをいただく。
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