23日の東京ー大宮間の新幹線停電事故に関連して、明治時代に
東北線の浦和分岐案が岩槻の住民の大反対で大宮に変わったことを
昨日ここに書いた。
赤羽から地下鉄南北線に乗り入れている埼玉高速鉄道(通称SR)
の「岩槻」までの約7キロの延伸計画が一時中断された。
理由は資材高騰による建設費の増大(760億円から1300億円)と、
人出不足による工事期間の延長(7年から18年)。このため、累積
黒字転換点が30年以上となり、国庫補助の適用が望めない。
このため、さいたま市は今年度中と言っていた延伸要請手続きを
当面見送ると発表。(鉄道整備)支援機構やSR、県とも連携して
建設費縮小、工期短縮など計画を見直す。
しかし、何年後かに開通したとしても今以上にかなり割高な運賃
になるだろう。東武野田線での大宮経由でなく、直接都内に向かう
ようになる岩槻住民でもきっと躊躇するに違いない。
春の香り