新聞に載る「ことば」を取り上げるコラムが好きである。
一つは、毎日一面に掲載される「折々のことば」、これは
京大総長も務めた哲学者の鷲田清一氏が、本、雑誌、諺など
から「心に響く」文や言葉を紹介、解説するもの。
(どこかの国の宰相に愛読してもらいたい)
二つ目が、土曜別刷版の「街のB級言葉図鑑」で国語辞典
編纂者の飯間浩明氏。街中で見かける新しい言葉や、珍しい
言葉遣いを紹介する。
そして三つ目は、校閲センター(この新聞社の?)の丹羽
のり子氏の「ことばーサプリ」。今日はここから。
戦禍、輪禍、舌禍など主に漢語(塾語)で使われる「禍」。
喋り言葉としてはワザワイ「災」がほとんどだろう。
他にも「原発禍」「アスベスト禍」などとも使われる。
最近で言えば「コロナ禍」だろう。私も、メールで「新型
コロナウィルスの影響で・・・」と書くのが面倒でよく使う。
「災」が主に運命による災害を指すのに対して「禍」は
人間の営みによって引き起こされるものも含む、のが二つ
のワザワイの違い(漢字ときあかし辞典)らしい。
さて、今回のコロナ禍は、人災?天災?
昨日は近くの公園の「緑」を紹介したが、今日は彩を。
あえて、今街中に咲く薔薇を除いた。これらは次回に。
春眠暁を覚えず、久々に六時近くまで寝坊。