自分の歩く先を催涙弾で露払いさせるトランプを見ていて、
彼の本質を見た。強気なことを言うが臆病者なのである。
大統領選の民主党内定者のバイデン氏は、こう批判する。
「(米国社会の)分断が自分を助けると考えている。彼の
ナルシズムの方が国のありようより重要になっている」。
おや、これは自分が付ける小さなマスクを全国民に、いや、
全郵便ポストに配っている、ある国の宰相と同じではないか。
兄を白人警官に殺された現場で号泣しながら「一番悲しい
私からお願いする。抗議は平和的にやってほしい」とデモ隊に
叫んだ弟さんの方が、トランプよりも遥かに人間として偉い。
断捨離で資料を整理していたら、こんなものを見つけた。
年寄りを続けるのもいろいろと難しいものである。
十年ほど前、西國三十三番札所巡りの終盤に訪れたのが、
京都府舞鶴市の青葉山の中腹にある二十九番の松尾寺。
十二世紀始めの鳥羽天皇お手植えと言われる大銀杏など
がある古刹である。
男山、女山と二峰ある青葉山を眺めながら長閑な里山を
歩いた後、約2キロの山道を登る。晩秋の渋い紅葉を眺め
ながらの命の選択ともいえる時間。
境内の奥からこれも約2キロの登山道を登れば、青葉山
(男山)の山頂に出て日本海を眺められるが、日中は3,4
本の舞鶴線の時間にリスキーで諦めた。