昨年の衆院選で「一票の格差」が2.08倍となり、高松高裁
が違憲と判断した。次の衆院選から導入されるアダムズ方式
では10増10減となり2倍を下回る。
更に、今日の朝刊によれば2040年の推定人口では16象16減
となり、更に大都市圏での増加、地方での減少が進むという。
これに危機感を持つのが地方票が強い自民党。「地方の声が
国政に届かなくなる」と批判する。もともと自民党主導でアダ
ムズ方式が導入されたにも拘わらずである。
しかし、国会議員たる者、地盤によらず「国全体」のためを
思うのが筋というものであろう。その中から過疎化する地方を
どうするのか、首都圏や大都市への一極集中をどうするのかを
考えるのが「政治家」ではないか。それが「大人」である。
「現職議員の都合で決めてはいけない(大沢礼子駒大教授)」、
その通りである。例え投票率が低迷していても一票の重みの平等
は民主主義の大前提である。
散歩から、大きな古い家が解体される
広い庭も重機やダンプで一杯
紫陽花が咲く情緒あるこの裏口も変わるのか
一方で鉄骨系の事務所が建ち始まる
伐採された「ユリの木通り」のユリの木、歯車のようだ