図書館から借りた全国古街道事典の西日本編を眺めてみた。
東日本編では群馬県の13街道が最多だったが、さすがに歴史
の古い関西は奈良県19、三重県17,京都府15などと東日本の
各県を凌駕する。
その表紙の写真はきっと熊野古道であろう。京都赴任時代、
和歌山の周参見(スサミ)から大辺路(オオヘチ)の一部を歩いた
ことがあるが峠から見る紀州灘(枯木灘)や串本の橋杭岩は
まだ瞼に焼き付いている。
峠を下りて海岸で電車を待ちながら
串本の橋杭岩
この古街道事典の編者、みわ明氏は名古屋の新聞記者時代、
中山道馬籠宿と十曲峠の佇まいに魅了され、旅のルポライター
として独立したと「はじめに」に書いている。再掲になるが
東日本編の表紙がそこであろう。