初夏のような暖かさになった昨日、ウォーキングは休み
として、甲子園の選抜大会の準々決勝4試合を堪能した。
高校野球の「通」は、ベストエイトが揃う準々決勝を好む、
の真似である。
第二の故郷とも言える宮城代表、仙台育英を応援したが、
残念な結果だった。一口で言えば「拙守、拙攻、無策」が
敗因だろう。
見えるエラー、目立たぬエラーがいずれも得点に絡んで
しまったこと、前の試合より「球が揃った」天理のエース、
達(タツ)君を打ちあぐんだことである。
安打、四死球の数がほゞ同数にも拘わらず大量の得点差
になったのは、エラーもあるが、ある意味「無策」だった
ことが理由、これは監督采配の領域である。
応援するが故に、夏の捲土重来を期して、敢えて辛口の
選評とした。
さて、水戸街道ウォークは若柴宿から牛久宿へと向かう。
薄手のシャツとベストでも汗ばむほどのポカポカ陽気の
中を星宮神社に着く。
主祭神は天御中主神(アメノミナカヌシノカミ)、高天原から地上を
造ったという造化三神の「センター」である。宇宙の中心、
北極星であるから星宮、明治までは星大明神であった。
境内には大木が多く鬱蒼として人気も無し。古い石燈籠
は幕末の相撲取り、一力長五郎の寄進と説明される。
奥の神殿へ廻ると何と2階建て?いや、古い古い神殿の
覆い屋根である。延長二年(925)に肥後国八代神社から
移霊したと口碑に書かれる古い神社である。
拝殿前のベンチ、脇の箱は灰皿。一服休憩、いっそ
早目の昼と決めて、桜を愛でながらのチェアリング。
今日の酒はちょっと豪勢に「剣菱」の一合。
この間、若い女性が一人、また一人と都合三人も訪れて
参拝して桜見物。「星宮」はロマンチックな名である。
スタートして1時間半、まだ2キロの地点である。
坂を上り切ると下りになり、広い県道243号を渡る。
県道の先は再び上りとなり龍ヶ崎市から牛久市に入る。
このあたり、手元の地図には城中町、遠山町、牛久町が
いくつとなく入り混じる。
狭い1.5車線の信号の無い道は国道6号の抜け道なのか、
県道を渡って以降車が急に増える。車同志がすれ違う時は、
私も私側の車も止まって対向車をやり過ごす嫌な時間帯。
そんな道を1キロほど進んだ時、路肩と前からの車に
注意しながら歩いていて、ちょっと高いところにあった
ので見逃しそうになった「成井一里塚」の標柱と説明板。
日本橋から15番目、千住から13番目の一里塚とあるから、
小菅からは約50キロ来たことになる。
この先の交叉点からは待望の歩道があり、道幅も広がる。
やがてかなり急な下りとなる。昼食以降もアップダウンを
繰り返す行程である。
紙の折れ線のような上りの始まるところ、きっと流れが
あるところである。
下り切ると案の定、小川?用水路?が流れる。
上り始めて間もなく、旧水戸街道は左へ折れて再び下り
の小道となる。下り切ると実に昔の街道という雰囲気。
やがてこの道は大きく左へカーブするが、常磐線と国道
6号によって寸断されたためである。本来は矢印の方向に
通っていた。
常磐線の踏切を渡り、国道6号沿いに降りる。横断歩道
はあるが信号はなく、土曜日とはいえ車は切れない。親切
な乗用車(ワゴン車の後ろの後ろ)が止まってくれる。
迂回路を進むと牛久宿となるが、続きは次回。