じんべえ時悠帖Ⅱ

過疎地の宅配、秩父方式

 埼玉県を縦断して流れる荒川の最上流。甲武信(コブシ)岳の中腹、真ノ沢

の源流点から流れ出た入川が滝川と合流して荒川となるのが秩父市大滝地区。

東京湾から遡って歩いてここにゴールしてから十年以上になる。

 約3百世帯、550人の大滝地区で、低効率が課題となっている山間部の宅配

改革の試行が宅配4社と日本郵便によって行われる。

 秩父市の中心部にあるヤマト運輸の集配拠点に残りの佐川、西濃、福山が

大滝地区宛ての荷物を持ち込む。ヤマト便は途中の荒川郵便局に寄り、大滝

地区宛ての荷物を積み、その後で各戸に配るというものである。

 ドローンによる山間部の宅配も実験されているが、安全性、確実性などの

面で実用化には課題も多い。秩父市では、宅配5事業者によるこの実証実験の

結果を踏まえ、早ければ来年度にも運用したいという。

 

大滝地区手前、荒川上流の寂しい風景(2010年11月撮影)

 


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コメント一覧

jinbei1947
えめらるど様
確かに昔は配達と言えば、米屋、酒屋、郵便局ぐらい、しかも自転車でしたね。
手紙やハガキを書くことも少なくなりました。
jinbei1947
ワイコマ様
コロナ禍でリモートワークが活発になり、限界集落など過疎地に移住する
若い家族が多くなりました。
しかし、今の政府が後押しすると必ず利権狙いとなりますから自治体や
民間ベースで進めるのがいいでしょうね。
eme
お二人の記事、大変勉強になりました。昔、配達なんか無かった時代のことを考えさせられますね。
ykoma1949
そのような問題は、信州でもよく聞きます でも実現したと
は聞きません。この辺では安曇野の奥、木曽谷の奥地、伊那
谷の奥地がありますが、以前は小中学校の分校などが集配地
になっていたりしていました。高校は皆、町に出て下宿です
そんな僻地への、新聞配達、食品配達などいろんな工夫を
してやっているようですが、その僻地も年々人が減少して
あっちこっちから、困惑の声が聞こえ始めています。宅配も
含めて、この問題解決と一緒に人口問題、社会資本問題、そ
して生活環境問題、更に子供の教育問題なども検討していか
ねば・・ホント難しい問題です。
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