家の近くの三郷市立図書館(早稲田分館)の2階書架ゾーンの入口に
信州「安曇野市」から寄贈された数十冊の本が並ぶ棚がある。
2005年の合併で豊科、穂高、明科町などと一緒に安曇野市となった
三郷(ミサト)村と三郷市は1985年以来の姉妹(友好)都市で、読みが違う
奈良県の三郷(サンゴウ)町も含めた三つの「三郷」友好(姉妹)都市協定
が安曇野市になっても継続されている。
その安曇野市からの寄贈図書に見つけたのが「観音札所百番めぐり」。
昨秋、日本百観音巡りを成就したこともあり思わず手に取った。
著者の窪田雅之氏は1956年松本市生まれで國學院大文学部史学科卒。
松本市立博物館長などを歴任している。1991年「週刊まつもと」(当時)
に連載した「松本三十三番札所」をきっかけに、安曇野、仁科を加えた
百番巡りを6年がかりで完結という。
埼玉からは遠く、これらを巡るつもりは毛頭ないが、窪田氏の紀行文や
堂宇の写真などを楽しんでいる。巻頭の「札所巡り用語集」によれば、
「堂宇」:もとは堂(大きな建物)の宇(軒先)の意。転じて四方に
軒先を持つ大きな建造物、特に格式を備えた寺院の建築物。
「伽藍」:もとは僧侶が修行をする清浄な場所のことで、のちに寺院の
建造物全体(本堂、塔、鐘楼、庫裏等)のことをいう。
昨日に続き明け方は23℃、涼しい日の出散歩である。