じんべえ時悠帖Ⅱ

むしやしない(虫養い)

 昨夕突然吹き始めた強風も夜半には収まったが、明け方は今季最低の

零下3度。幸い積雪はないが、十年に一度という寒波はまだ要注意だ。

 

 昨日の朝日一面の「折々のことば」(鷲田清一)は「むしやしない」。

一瞬、蒸しやしない、無視やしない、などと浮かぶが「虫養い」と書く

とは思いつかない。

 京ことばの「虫養い」とは、腹が減って騒ぎ出した腹の虫に食べ物を

与えて一時凌ぎをすること。食事よりは軽く、おやつよりは少し多め。

 他の言葉で言えば「軽く腹ごしらえ」という感じだろうか? いや、

ちょっと重いか。京都で6年暮らしたが聞いたことはない。

 雑誌に掲載された随想の中で、京ことば「むしやしない」を紹介した

のは皇族の彬子女王(1981~)。「生きるとは、内に宿した異質なもの

をなだめすかし、共棲すること」と悟ったという。

 

大宮東口の風景

そごうの1階から入り2階で出る

そごうの奥、大宮駅

その反対側、数百メートル先に国道17号が走る

そごうとその別館との渡り廊下、上空にももう一本ある

ソニックシティはオフィス、ホテル、ホールなどの複合ビル

マンション建設のタワークレーンが覗く


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コメント一覧

jinbei1947
ワイコマ様
きっと同じ虫なのでしょうね。
腹が減ってもムシャクシャしても鳴る虫、心の代弁者と言えます。
直接的な表現を避け、それとなく何となく匂わすような京ことばは、
戦乱の世を賢く生きる術だったと言います。
ykoma1949
発展途中の街は・・活気があって うらやましいですね
先日、松本の街の夜を歩きましたが、人通りは少なく感じ
目の前を歩く人の数が数えられるほど・・
塩尻駅で降りて、2-30人くらい一緒に降りましたが殆どの
人はお迎え組、歩いて帰る人は数人・・まさにゴースト。
虫やしない・・聞いたことのない言葉で、なんとなく京都
の人たちの考えそうな、上品言葉?? でも腹の虫がおさまらない
なんて言葉も・・思い出しました *\(^o^)/*
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