じんべえ時悠帖Ⅱ

水戸街道松戸宿

 松戸市を貫くように流れる坂川(新坂川)沿いの散策を

シリーズで紹介したが、水戸街道の宿場町としての松戸を

歩いてみた。これも3,4回のシリーズになる。

 午前11時、松戸駅西口。歩行者デッキが更に拡張され、

イベント広場ともなるらしい。

 エスカレーターで地上に降り、ダイエー(イオン)脇の

ガランとした西口公園を抜ける。日向ぼっこ中のブチ猫と

目が合いカメラを向けると「ガラじゃねえ」と言うように

植え込みに隠れる。

 松戸駅の北西、賑やかな根本の交差点に出る。松戸宿の

北の入り口で、この交差点あたりに松戸一里塚があったと

言うが、名残は全く無し。

 裏道を通り根本神社を探し当てると小さな天満宮である。

四百数十年の歴史があるというが、昭和の中頃に松戸市の

街路整備の一環でここに移ったという。

 坂川を細い水堰橋で渡り「大門跡」を探すがこれは見当

たらず、その先の樋野口橋に出る。

 下を流れる樋古根川は昔の江戸川で、平潟河岸があった

ところという。

 樋野口の交差点を曲がり、樋古根川に沿って江戸川の

土手に向かう。昔の農家だろうか大きな屋敷が並ぶ。

 江戸川の土手の上は「水の一里塚」樋ノ口一里塚跡で

ウォーカー用の休憩所となっている。江戸川沿いを三郷

から松戸まで歩く時の終点でもあり、よくお世話になる

休憩所である。

 まだ今日の行程の序盤ではあるが、ちょうど昼時である。

天気予報通りの冷たい北風が吹き抜けるが絶好の日和。

広い河川敷や対岸を眺めながらの「チェアリング」とする。

 東屋にはお誂え向きの電線ドラム転用のテーブルと椅子。

いつもの昆布おにぎりとワンカップの昼食である。

 常夜燈の石燈籠にカメラを向けた途端、目立ちたがり屋

の鳩が二羽止まる。

 海から20キロの標識脇、石段を下りて午後の散策の

スタートである。続きは次回。

 

 


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コメント一覧

jinbei1947
えめらるど様
上野まで20分と便利なところですが、街中の人口は意外と少ない
のではないかと思います。
郊外にマンション団地や住宅街が広がっています。
えめ
ブログを開いて、路の広い街だなあという印象を受けました。次に松戸の地図に当たり、ウイキペデイアでかれこれ1時間かけて松戸市について学習すると、同じ光景に深みを感じました。人口が諏訪の10倍あることも知りました。昔[矢切りの渡し]と云う所から転校してきた生徒が居て、随分ロマンチックな地名だなあと思ったことがありましたが、それがどこにあるのかは気が付きませんでした。長野県と違って土地が平らなこと、東京と違ってあたりが広々としていること、でもこんな所を歩く元気はありません。
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