じんべえ時悠帖Ⅱ

コアラとウィルス

 全宇宙の星の数は「10の22乗」、これに対し地球の海に

いるウィルスの数は「10の31乗」。桁数が多くてピンとは

来ないが、10の9乗倍が十億倍とはわかる。

 「星の数ほど多い」は、今後「ウィルスの数ほど多い」

と言うようになるのだろうか。いや、ロマンチックでは

ないから多分流行らないだろう。

 

 山火事で数万匹が死んだこととは別に、オーストラリア

のコアラが絶滅の危機という。現在33万匹のコアラだが、

次の世代では4分の3くらいになるらしい。

 原因はウィルス。数千年前に大きな大陸から徐々に切り

離されたオーストラリア大陸。コアラには、人類に胎盤を

作ったあのレトロウィルスが内在化していない。

 最近、コアラレトロウィルスに感染し、悪性リンパ腫

などによる病死が増え、これが絶滅の要因と言われる。

しかし、レトロウィルスの内在化により、新たな意外な

「進化」も予想されるという。

 ウィルスという観点では、今のオーストラリアは

6500万年前の地球のようで「動物とウィルスがどんな

せめぎ合いをするのか、まさに今見ることができる

またとないチャンス」らしい。

         (9/6付朝日新聞日曜版「GLOBE」より)

 

今朝は日の出というよりも雲の芸術

まずはスウィングパノラマで北から南

筑波山にも雲が絡む

そして日の出の瞬間

お、同時に飛行機雲

これも雲の芸術

ひっくり返りそうになりながら天頂の半月を仰ぐ


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コメント一覧

jinbei1947
ワイコマ様
果てしない宇宙を思うと理解できないジレンマを感じました。
極小世界のウィルスを思うのも同じ気分になりますね。
等身大の世界は、これまた魑魅魍魎の世界です。
ykoma1949
人類の歴史は諸説諸々ですが、ネアンデルタール人
の出現は、10万年前と言われています。
たかが10万年の歴史の人類が、数千億年前からの
ウイルスの歴史に比べれば・・この地球・・
本当は人間が支配しているのかウイルスが支配
しているのかわからない、こんなことを考えていると
我が国の総理が誰になっても大した変化は無いと
なんか気持ちが大雑把になってしまいます
今までに太陽の上がる夜明けを見た回数は
71×365としても25,915回夜明けを迎えたはず
そのうち晴れた夜明け、お天道様の顔を見た夜明け
なんとも小さな世界に生きている自分を改めて
感じてしまう、小さな自分・・されど大きな命。
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