昨日、消費増税対象のタバコとウィスキーを買い溜めした。
と言っても、タバコは5箱(増税額50円)、ボトルに半分残る
ウィスキーは新たに1本(増税額約40円)とささやかである。
レジは大変な混雑で、台車に満杯の買物をした奥様達の長蛇
の列である。それを見越した我が奥方は、家にデンと座って、
「明日は空く」とのんびりしたもの。
さて、大宮から上尾宿へのウォーキングの続き。氷川神社から
裏参道を歩いて、本来の旧中山道に出たところである。
JR東北(宇都宮)線を潜って上る階段はけっこう急で長く、
一段一段も高い。途中で足が上がりきらず躓く。年寄りと言えば
それまでだが、今日の暑さもあるかも知れない。
蔵造りの菓子店の先、新幹線のガードが見えるところは
さいたま市東大成町。ここまでの街道沿いにある大山道標や
観音道標は何故か見逃して来たが、元禄十年の庚申塔の祠は
赤い鳥居が目印ですぐわかる。
庚申塔は、道教の影響が濃い信仰である庚申講を続けた記念
に建てるもの。猿田彦大神は神道、青面金剛像は仏教、それに
二鶏、三猿、餓鬼が彫られる、何とも奇妙な石像である。
この庚申塔には、信者であろう三十六人の男女名も刻まれて
いるという。
新幹線を潜り、それと平行して走る国道17号線を突っ切った
旧中山道を進む。加茂宮一里塚跡は、岸本豊氏のガイドブックに
よれば酒屋の先である。
その酒屋はすぐ判ったが、10分近く行ったり来たりしても
「柱標」は見つからない。
酒屋さんに入り出てきた奥さんに訊ねると、よくわからない
が時々この郵便ポストのあたりを指している人がいる、と外に
出て教えてくれる。
慌ててガイドブックを見直す。「西塚跡にポストが立つ」と
書いてある。頭の中で勝手に「ポスト=柱=柱標」と翻訳して
しまったことに気が付く。
文字通り「ポスト=郵便ポスト」であった。
天神橋は立場(タテバ)茶屋があったところ。バス停脇に
当時の天神橋の欄干が残る。その道向かいの天満宮の手水石
に福島屋の名が彫られるというが、よくわからない。
このあたりの地名は今は宮原町だが、その昔は加茂宮村。
京都の上賀茂神社を勧請したことに由来する。
その村社加茂神社の本殿側面の彫り物が、京都上賀茂神社の
「競(クラベ)馬」というので、拝殿奥の囲いの隙間から、その
彫り物を見る。左右それぞれ見事な彫り物である。
九月も終盤と言うのに晴れて暑い日。氷川神社の裏参道から
この旧中山道に出たところで、ロッテリアに入り体を冷やして
から1時間。、
今日は概ね北へ向かう行程で真後ろから陽が差す。野球帽を
逆向きに被って首筋をガードするが、それでも若干フラフラ
するほど暑い。国道16号のガード下に佇み再び体を冷やす。
今日の行程、約10キロの2/3ほどのところ。宮原の交差点を
過ぎれば上尾に入る。続きは次回。