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京田辺市「個別指導塾 時習館」代表の日記

避けるための『我慢』

日曜日は、和束町の『湯船森林公園』でBBQでした。
浅瀬の川沿いにあり静かでいいところなのですが、認知度が低いのか
人が少なくて快適に過ごすことができました。
子どもたちは、一日中、魚を捕ったり、カエルを捕まえたりしながら
川で遊んでいました。

さて、日本人は「我慢が美徳」と言われることがあります。
「奥ゆかしい」「一歩控えめに」という意味でとらえると『美徳』
と言えそうですし、ただ「自分を押し殺す」という意味でとらえると
そこまでしなくてもと思えます。

他に、面倒から避けるための『我慢』というのもあります。
例えば、とんこつラーメンを注文したのに醤油ラーメンがきたけど、
急いでいることもあって、我慢して受け入れる場合。
また、散歩がてらハーゲンダッツのアイスクリームを買おうとして
コンビニまで来たものの売り切れで、もう1軒のコンビニまで歩くと
なると遠すぎるので我慢して帰る場合など。

ただ、同じ面倒から避ける場合でも、思考から避けるための『我慢』
というものもあります。
例えば、携帯電話の契約に来て、料金システムがわかりにくいので、
自分で確認せず店員に全て任せる場合。
また、家電製品を買いに行って、店員の説明を把握するのが難しく、
言われるがままに買ってしまう場合など。

中高生なら、テストや入試から逆算して予定を立てることを避けて、
手当たり次第勉強するという人もいるでしょう。
これも計画を立てるという思考を避けて、非効率な勉強を受け入れて
ただ単純作業的な勉強ばかりの『我慢』をしていると言えるのかも
しれません。

こうやってみてみると、面倒から避ける代わりに『我慢』している
ことが多いようですが、とくに、思考を避けるための我慢など、
自らの成長を妨げるような我慢はしたくないですね。
生徒たちにも、考えることから逃げないでもらいたいと思います。

しかしながら、親が子に理由をきちんと説明せず「我慢しなさい!」
と言うことは、思考を避けて我慢を強いているとも言えます。
それなら、子どもに「我慢>思考」を植え付けているようなもの。
大人も反省すべき部分はありますね。
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