高校での学習についての話をしました。その話に関連したことを
4月を迎えるのを前に確認してもらえたらと思います。
高校は勉強の質量ともにレベルアップすることはもちろんですが、
一番重要なのは学校で指示されたことをやるだけでは十分ではない
ということです。これは学校の指示が間違いということではなく、
量が不十分ということを言っているのではありません。
ただ、何をやるにしても、
「自分はどういう目標に向かっているのか」
「自分はそれをやることで伸びているのか」
ということを常に意識することが必須になります。
また、自分で意識するのは簡単なことではないので、誰かに有言
実行しながらチェックしたり、頼れる人に一緒にチェックして
もらったりということが必要です。工夫するか協力者を求めるか。
◎どういう目標に向かっているのか
大学を目指すなら大学受験について知っておく必要があります。
1年で習ったきりになる科目を受験で使うケースもありますし、
1年の6〜7月ごろには文理分けの希望を提出する学校も多いで
しょう。そういう意味では、大学のことは1年から知っておき
仮にでも目標を決めておくことが必要になります。大学受験は
大学ごとに受験科目も配点も違うので、高校受験と同じようには
いきません。しかし、今は調べればすぐにわかりますから、この
春休みに調べまくってみてください。
◎それをやることで伸びているのか
テストをクリアしたかどうか、達成感があったかどうかとは別に
自分の力は伸びたかをチェックしないと、なんとなく頑張っては
いるのに成績が伸びないということになってしまいます。
例えば単語テスト。英語が苦手な人でテストのときだけは暗記が
できているのにそのあとすぐ忘れてしまっているなら、その場を
しのいでいるだけで単語力はさほど伸びていません。また、逆に
英語がとても得意な人で単語テストは苦にしないものの数学など
他の科目に手が取られて英語を伸ばす学習ができていないことも
あるでしょう。高校では、得意科目が伸び悩むということも心配
されるところです。
ちなみにプロ野球の東京ヤクルトスワローズで青木選手や山田選手
などを育てた杉村コーチは「どんな選手になるか」ということを
最初に選手と話し合うのだそうです。当たり前といえば当たり前
ですが目標があってそれに見合うフォームや練習があるはずです。
大学に向けても目標を早い段階で具体化しておく必要がありますね。
もしどうしても目標が決められないなら仮の目標を決めることです。
新たな目標が決まればいつでも変更すればよいので。
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