今回は「自ら仕掛けよう」という話をしました。
何事も受け身で行うのは大変なこと、精神的な
負担が大きくなります。
受験勉強をしなければならないからやるという
のは受け身の行動ですが、その中でどのように
取り組むのかは自分で考えてすすめることが
できます。
1週間の学習計画を決めること、科目ごとの時間
配分やどの教材を使って取り組むのか、さらに、
月単位で重点科目を設定したり、自ら仕掛ける
ことができるポイントはいくらでもあります。
このように、自ら仕掛けるような主体的な行動が
増えていくことで受け身のイメージが薄くなって
いくはずです。そうしているうちに、受験勉強も
「おもしろく」なっていくかもしれませんね。
そういえば…、この「おもしろい」を大切にする
というのは、ミスターラグビーの平尾誠二さんが
心理学者の河合隼雄さんとの対談で出会った
言葉だというのを思い出しました。
平尾誠二さんは河合隼雄さんに「おもろないこと
はうまならん」と言われたそうです。確かにその
通り。もしかしたら、多くの大人が学生時代に
勉強したことを忘れてしまうのは「おもろない」
と受け身でやっていたからかもしれません。
受験勉強は別に苦行でも我慢大会でもないので、
些細なことでもおもしろさを見つけていくと、
身にもつくし頭に残るのでしょう。