そのため、中3にはいかに不安を軽減させるというか、不安とどうつき
あっていくかという話をしました。
◎不安になって当たり前
これまでの人生で一番の勝負どころを迎えるという人なら不安で当然。
不安でない人は、よほど余裕のある高校を受験する人か能天気すぎる
人かどちらか。不安な人は正常な精神の持ち主ということ。
◎人に意見を求める … 部分的にOK
不安になると他人に意見を聞きたくなることもある。勉強の仕方や
すすめ方などについて、今まで相談したことのない人やたまにしか
会わないような人に意見を求めると、また別の意見があり混乱したり
迷う結果になりやすい。受験間近の今は、聞いたところで今更という
ことも多く後悔が募る可能性大。
「数学のこの問題を教えてほしい」とか「漢字の覚え方」「当日の
緊張のほぐし方」など、限定的に他人に意見を求めるのは問題なし。
◎では、どうすればよいのか
不安を分類する。「高校受験」という大きなくくりで考えると不安に
なりやすいので、不安な部分を細分化して一つずつ解決に向けて取り
組むことで気持ちを楽にする。
もう一つは、不安な時ほど基本重視で。不安な気持ちにも波がある。
それなら、不安が高まっている時期は易しめの問題に取り組むほうが
効率もよく自信を持ちやすい。
◎最悪の結末は?
「不安に押しつぶされて思うように勉強がすすまなかった」という
ことではなく「自分をごまかすこと」。
例えば、勉強できなかった理由を自分で自分に言い訳をしたり、第一
希望を受験しながら心のどこかで諦めていたりということ。他人には
何かしらそれらしいことを言っていればばれない。
しかし、自分に嘘はつけないので、いつも心に後ろめたさをもったり
自分で自分が嫌いになることもある。そのきっかけが高校受験だった
ということでは今までの頑張りが虚しすぎる…。
人それぞれにタイプがあるので、自分に当てはまりそうなことはぜひ
実践してみてほしいと話して終わりました。
生徒が不安にならないようにするには、指導者側が不安を見せないと
いうことも大切なので、できることはこちらでやっていきます。
最新の画像もっと見る
最近の「受験について」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事