ツイッター、在米中国大使館のアカ凍結 ウイグル人女性に関する投稿で
発信地:北京/中国 AFP
【1月22日 AFP】交流サイト(SNS)大手の米ツイッター(Twitter)は21日、在米中国大使館が
新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)の女性の精神が「解放」され、
もはや「子どもを生む機械」ではなくなったとツイートしたことを受けて、同在大使館のアカウントを
凍結したと明らかにした。
ツイッターの広報担当者はAFPに対し、問題のツイートは「人間性を否定する投稿を禁止する当社の
ポリシーに違反している」ため、今回の措置に踏み切ったと明らかにした。
大使館のアカウントは、問題のツイートが削除されるまで一時的に凍結されるという。
在米中国大使館は1月7日、「過激主義を根絶する過程」でウイグル人女性の精神が解放され、
男女平等とリプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康と権利)が促進され、
「もはや子どもを産む機械ではなくなった」とツイートした。
ツイートには、国営紙中国日報(China Daily)の、「過激主義の根絶によって、(子どもを持つか
どうかに関する)新疆の女性の主体性が高まった」と主張する記事へのリンクが張られていた。
インターネット上で批判の声が噴出し、閲覧が制限されていた。
中国外務省は21日、新疆問題に関して言えば、中国は「醜悪な偽情報」の「主要な被害者」だと主張。
ツイッターの措置は理解できないと述べた。
同省の華春瑩(Hua Chunying)報道官は、「ツイッターが客観性と公平性の原則を守り(中略)審査を
強化し、本物の偽情報を排除することを望む」と述べた。