国際競争力ランキング、スイスが8年連続首位 日本は8位に後退
2016年9月28日(水)10時54分 Newsweek
世界経済フォーラム(WEF)が28日発表した国際競争力ランキングによると、スイスは8年連続で首位を維持した。日本は昨年の6位から8位に後退した。
スイスは技術革新やビジネス環境、従業員の効率性で高い評価を保っており、特に技術力が大きく進歩したため、全体の競争力はWEFが2007年に現在のランキングを開始して以来最も高い評価を得た。
このほか、2位はシンガポール、3位は米国で昨年と同じだった。
中国は「BRICS」(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国)ではトップの28位だった。
WEFは貿易の障壁が大きくなっていることが各国の将来的な成長力や技術革新に対するリスクとなっていると警告。また、先進国における量的緩和などの金融政策は長期的な成長を促すのには不十分であることが明らかになってきたとの見解を示した。
ランキングは、社会制度、インフラ、保健と教育 市場規模、マクロ経済環境などの評価とともに、政府の効率性や透明性についての経営者の調査結果を指数化し、算定している。
<全ランキング>
The Global Competitiveness Report(GCR)は、世界経済フォーラムが毎年発表している世界各国の競争力レポート。
経済指標やアンケート調査に基づき競争力を点数化しており、その指標は Global Competitiveness Index(国際競争力指数, GCI)と呼ばれている。
スコアは最低が1で最高が7。
今回の調査対象は138の国と地域。
調査項目は大きく分けてBasic requirements(政治、経済、インフラ、健康、教育など基礎的条件)、Efficiency enhancers(ビジネスを効率的に行うための環境など)、Innovation and sophistication factors(ビジネスの革新性や洗練度)の3つある。
それらはさらに細分化された調査項目がある。
経済指標やアンケート調査に基づき競争力を点数化しており、その指標は Global Competitiveness Index(国際競争力指数, GCI)と呼ばれている。
スコアは最低が1で最高が7。
今回の調査対象は138の国と地域。
調査項目は大きく分けてBasic requirements(政治、経済、インフラ、健康、教育など基礎的条件)、Efficiency enhancers(ビジネスを効率的に行うための環境など)、Innovation and sophistication factors(ビジネスの革新性や洗練度)の3つある。
それらはさらに細分化された調査項目がある。