北京の集団感染、20万人検査へ
首都が厳戒態勢「戦時状態に」
2020/6/15 21:16 (JST)6/15 23:01 (JST)updated 共同通信社
【北京共同】中国・北京市幹部は15日に記者会見し、同市豊台区の食品卸売市場で
新型コロナウイルスの集団感染が起きたと断定し、5月30日以降に市場を訪れた
約20万人を対象にウイルス検査を実施すると発表した。首都が「戦時状態に入った」
と述べて対策を急ぐ考えを示した。感染者が出た地域を封鎖し、厳戒態勢を敷く。
市幹部は感染状況は「非常に厳しい」と述べ、長期化も覚悟しなければならないと強調。
中国政府は首都の防衛を重視し、流行阻止へ「果断な措置」を取るよう指示した。
北京市は6日、目立った再流行が起きていないとして、感染症の警戒レベルを引き
下げたばかりだった。