日本、ベスト16の壁超えられず…ベルギーに2点先行も悪夢の逆転負け
ベルギー対日本。試合後、ベルギーのロメルー・ルカクとチームメートの長友佑都に声をかけられる香川真司(2018年7月2日撮影)
2018/07/03/6:00 サッカーキング
2018 FIFAワールドカップ ロシア決勝トーナメント1回戦が2日に行われ、日本代表とベルギー代表が
対戦した。
一方、2大会連続の8強入りを狙うベルギーはMFケヴィン・デ・ブライネやエデン・アザール、
FWロメル・ルカクら豪華メンバーがスターティングメンバーに名を連ねた。
日本は開始1分に香川がペナルティエリア手前右から左足でミドルシュートを放ったが、枠を捉えることは
できない。するとその後は徐々にベルギーが試合の主導権を握り、日本は押し込まれる展開となる。
それでも集中したディフェンスで猛攻をしのぎ、前半はスコアレスで折り返した。
試合は後半立ち上がりに動く。48分、日本は自陣で奪ったボールをすばやく攻撃につなげ、
柴崎のスルーパスに原口が抜け出す。その原口がエリア内右から右足のシュートをゴール左隅に決め、
日本が先制に先行した。
直後の49分、ベルギーは右サイドの裏に抜け出したドリース・メルテンスの折り返しをアザールがダイレクトで狙ったが、このシュートは右ポストを直撃した。すると52分、日本はエリア手前中央でパスを受けた乾が右足一閃。無回転のシュートがゴール右に突き刺さり、リードが2点に広がった。
2点ビハインドのベルギーは69分、CKの流れからエリア内左のヤン・フェルトンゲンがヘディングシュートを放つ。山なりのボールがGK川島の頭上を超えてゴールへ吸い込まれ、2-1となった。さらに74分、左サイドからのクロスをマルアン・フェライニが頭で叩き込み、あっという間に同点に追いついた。
ベルギーのマルアン・フェライニに同点ゴールを許す川島永嗣
このまま延長戦突入かに思われた後半アディショナルタイム4分、カウンターを仕掛けたベルギーがナセル・シャドリのゴールで逆転に成功する。このままタイムアップを迎え、ベルギーが3-2で勝利。日本は2点を先行したものの、初のベスト8進出は叶わなかった。
ベルギー対日本。日本の選手に囲まれるベルギーのロメルー・ルカク(2018年7月2日撮影)
決勝点を挙げるベルギーのナセル・シャドリ
戦い終わって。。。
ベルギー対日本。試合後、ベルギーのロベルト・マルティネス監督(中央奥)から言葉をかけられる乾貴士(中央手前、2018年7月2日撮影)
ベルギー対日本。試合後、健闘をたたえ合うベルギーのユーリ・ティーレマンス(右)と香川真司(中央、2018年7月2日撮影)
【得点者】
1-0 48分 原口元気(日本)
2-0 52分 乾貴士(日本)
2-1 69分 ヤン・フェルトンゲン(ベルギー)
2-2 74分 マルアン・フェライニ(ベルギー)
2-3 90+4分 ナセル・シャドリ(ベルギー)