トランプ大統領 2020年のG7サミットにロシアを招待でマクロン大統領と合意
トランプ米大統領はマクロン仏大統領との電話会談で、2020年に米国で開催されるG7サミットに
ロシアを招待することで合意に至った。トランプ大統領は24日から南仏のビアリッツで開催される
先進7カ国首脳会議(G7サミット)でこの内容を関係国と議論する。CNNテレビが政府高官の証言を
もとに報じた。
CNNテレビの報道によれば、トランプ大統領はマクロン大統領と電話会談を行い、
2020年のG7サミットにロシアを招待する方針で合意した。今月の24日から南仏で始まるG7サミットで
ほかの関係国とこの点を議論する。
CNNテレビの記者によれば、ロシアの招待を提案したのはマクロン大統領側で、トランプ大統領は
その提案に賛同した模様。
トランプ大統領は20日、ロシアをG7の枠組みに戻すことが適切とする考えを記者団に対して伝えていた。
トランプ大統領 ロシアのG7復帰を歓迎
トランプ大統領は20日、ロシアを再び主要7カ国(G7)に組み入れ、G8の姿に戻すことが適切との
考えを示した。
トランプ大統領はホワイトハウスで記者団に対し、プーチン大統領に「まんまと一杯食わされた」
オバマ前大統領がロシアをG8から除外することを望んでいたとし、「私はロシアを組み入れることが
適切だと考えている」と発言した。
また、プーチン大統領はこれまでにフランスのマクロン大統領と会談した際、G7の国々と連携を
とることは有益であるとして、G7復帰に前向きな姿勢を示していた。
マクロン大統領、欧州とロシアの今後の緊密な関係に確信を表す
19日に予定されていたマクロン大統領との会談を前に、G7への復帰をフランスと議論するか、と
ロシアの記者団が質問したのに対し、プーチン大統領は「復帰そのものが目的ではない」と答えていた。
ロシアはクリミア併合を受け2014年にG8から除外された。