北朝鮮ミサイルへの対応 補正予算で強化急ぐ
8月10日 5時18分 NHKニュース
防衛省は、北朝鮮による弾道ミサイルの発射が相次いでいることを受けて、今年度の第2次補正予算案に自衛隊の迎撃ミサイルを
前倒しで補充するための費用を盛り込みたいとしており、弾道ミサイルへの対応の強化を急ぐことにしています。
北朝鮮は、ことしに入って弾道ミサイルを相次いで発射しており、今月3日には、日本のほぼ全域を射程に収める中距離弾道ミサイル
「ノドン」が、秋田県の男鹿半島から西におよそ250キロの日本の排他的経済水域に落下したとみられています。
こうした状況を受けて、防衛省は、日本の安全保障に対する重大な脅威が差し迫っているとして、弾道ミサイルへの対応の強化を急ぐ
ことにしています。
日本はTHAADに使われるレーダーを既に導入してます。
具体的には、地上配備型の迎撃ミサイル、PAC3を当初の計画よりも前倒しで補充するための費用や、PAC3を警備する陸上自衛隊
の部隊が使う装備品の費用などを今年度の第2次補正予算案に盛り込みたいとしています。
また、防衛省は、ミサイル防衛を強化するため、韓国への配備が決まったアメリカの最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」の導入な
ども検討を急ぐことにしています。