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サルコジ元仏大統領の身柄拘束 カダフィ大佐からの違法献金疑惑で

2018-03-20 19:37:14 | ヨーロッパ・EU諸国

サルコジ元仏大統領の身柄拘束 カダフィ大佐からの違法献金疑惑で

2018.3.20 18:17  SPUTNIK

100億ユーロの2国間貿易に関し、協定書にサインした後のリビアの当時の指導者、ムアンマル・カダフィ大佐(左)とニコラ・サルコジ大統領(右、

当時)=2007年12月、仏パリのエリゼ宮


フランスのサルコジ元大統領が同国で拘束されたと、ルモンド紙が伝えている。

 

報道では、「我々の情報によると、元大統領は(パリ近郊の)ナンテールで拘禁されている。元大統領は、自身が勝利した

2007年の大統領選挙キャンペーンにリビアが資金提供した可能性があるとされる事件の調査の一環として、当地に呼び

出されていた」としている。


拘束期間は48時間に制限されており、そのあとサルコジ元大統領に対しては告発がなされることになっている。


2012年春、仏誌「メディアパール」は、リビアの体制によって5千万ユーロがサルコジ氏の大統領選挙キャンペーンのために

送金されたとする文書を掲載した。この事件に関する司法の調査は現在までフランスで続いている。


2011年3月には、リビアの元指導者であるカダフィ氏の息子が、自身の父親がサルコジ氏の選挙キャンペーンのスポンサーになり、

このキャンペーンに5千万ユーロ以上を拠出していたと述べた。また、メディアパールは2012年3月、カダフィ氏のサルコジ氏

との関係に関する文書を掲載。当時大統領だったサルコジ氏は、この文書を偽造であるとした。


元大統領は07年の大統領選で当選し、12年の大統領選でオランド前大統領に敗退。14年には、司法当局に捜査情報の提供を

不正に要求した容疑などで一時、身柄拘束された。昨年の大統領選で再出馬を目指したが、所属する保守系「共和党」の予備選で

落選した。