中国・李首相が武漢訪問、新型ウイルス対策の陣頭指揮に
2020年1月27日 22:39 発信地:武漢/中国 AFP
中国・湖北省の武漢で、病院建設地を訪問した李克強首相(中央右、2020年1月27日撮影)
【1月27日 AFP】中国の李克強(Li Keqiang)首相は27日、新型コロナウイルスの
発生後初めて、流行の中心地である中部・湖北(Hubei)省の武漢(Wuhan)を訪問した。
感染が中国全土に広がり、死者80人、感染者2700人超となる中、国際社会は懸念を
強めている。
中国国務院の公式アカウントによると、李首相はマスクに青い防護服を着用して、
新型ウイルス封じ込めの取り組みを「視察し、指示を出す」ため武漢入りした。
この後、感染者や最前線で治療に当たる医療関係者らにも面会するという。
李首相は今回の新型コロナウイルス対策で陣頭指揮をとる作業部会のトップに
任命されている。作業部会はこれに先立ち、「人の移動を減らすため」として、
1月30日までの予定だった春節(旧正月、Lunar New Year)の連休を延長すると発表した。
中国・湖北省の武漢で、スーパーを訪れ住民と話す李克強首相(中央左、2020年1月27日撮影)