武漢の実態を告発した市民記者、消息途絶えてから4日経過…中国、再び騒々しく
2020.02.10 15:54 中央日報
新型コロナウイルスの発源地である中国武漢で批判的な報道をしてきた市民記者の陳秋実さん(34)が行方不明になった。[写真 YouTubeキャプチャ]
中国武漢の実状を伝える動画を撮影し、新型コロナウイルス感染(新型肺炎)の拡散と
当局の対応を告発してきた市民記者の陳秋実さん(34)が今月6日から行方不明状態で
あることが伝えられた。
アジアンドキュメンタリーズでは、封鎖された武漢に単独で入り、決死の現地取材を続けている市民ジャーナリスト陳秋実氏のリポートを彼のYouTubeチャンネルから抜粋し、順次日本語に翻訳して無料で配信します。緊急配信「封鎖された武官から決死の報告」2月4日取材抜粋よりhttps://t.co/ZY6CeWfNlw pic.twitter.com/nSqHlXlOIy
— アジアンドキュメンタリーズ (@asiandocs_tokyo) February 7, 2020
9日(現地時間)、CNN放送によると、武漢で批判的な報道を続けてきた陳さんは、
木曜日だった6日の夕方から連絡が途切れた状態だ。友人や家族が何度も彼に連絡を
取ったがつながらなかった。
警察は彼の家族に陳さんが強制隔離に入ったと通知しながらも、いつ・どこに隔離された
かなどの詳しい説明はしていないことが伝えられた。陳さんの母親は陳さんのツイッター
に「息子を探してほしい」という映像メッセージを投稿した。
陳さんの母親は「オンラインのすべての人々、特に武漢の友人に息子を探せるように
助けてほしいと、どんなことが起きているのかを知ることができるように助けてくれる
ようお願いしたい」と訴えた。
陳さんの友人の徐曉鼕氏はYouTubeライブ放送を通じて「陳秋実が隔離という
名で拘禁されたと当局が両親に知らせ、陳秋実が母親が『いつ・どこへ行ったのか』と
聞いたが、返事を拒否した」と話した。
これに先立ち、新型コロナの危険性を初めて知らせて中国当局にデマ流布者として
警察の取り調べを受けた医師の李文亮氏は、該当ウイルスに感染し、闘病中の今月
7日に亡くなった。
李文亮医師
これにより、中国内で言論弾圧を批判する声が高まっているが、SNSに投稿された
関連のコメントがいち早く削除されて中国当局に対する疑惑はより一層深まっている。
陳さんの失踪も当局の検閲強化に関連したものではないかとの疑惑が提起されている。
【新型コロナウィルス】武漢で公安警察に脅されながらも、独自調査を続ける陳秋実さんからの魂の現地報告【和訳付き】
陳秋実さんという中国の弁護士の方が1人で武漢の病院、工事現場などをインタビューし続けて得た情報を気迫がこもりながら喋り続ける動画です。