北朝鮮、新天皇即位に祝電送った文大統領らを非難
2019/05/02 09:15 朝鮮日報
「南朝鮮は千年の宿敵である日本に頭を下げるのか」
専門家「韓日関係改善をけん制」
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は1日、新天皇に即位した徳仁天皇に祝電を送った。
祝電の内容は「徳仁天皇の即位を祝い、退位した明仁天皇と同様、戦争の痛みを覚えながら平和の
ための固い歩みを続けるよう期待する」というものだった。
文喜相(ムン・ヒサン)国会議長もこの日、徳仁天皇の即位を祝う祝電の中で
「適切な時期に大韓民国を訪問できるよう希望する」との考えを示した。
外交関係者の間では「日本との関係改善を模索する動き」との見方も出ている。
ところが北朝鮮はこの日、文大統領と文議長による祝電について
「千年の宿敵である日本に頭を下げる屈辱的な行為」と非難した。北朝鮮の対南宣伝メディア
「我が民族同士」は「南朝鮮の国会が日本のものどもに秋波を送っている」「民族の尊厳と利益を
害する反逆行為だ」などと非難した。我が民族同士はさらに「侍の輩たちとどうしても手を握る
道に進むのなら、民心による峻厳な審判は避けられないだろう」とも指摘した。
北朝鮮の動きについて高麗大学の南成旭(ナム・ソンウク)教授は「韓日関係が改善すれば、
韓米日関係も強化されるので、非核化を拒否する北朝鮮にとっては強い圧力になる」とした上で
「関係改善をけん制する動きだ」との見方を示した。